気づいたのは、離婚してしばらく経った頃。
前の結婚でも、その前の恋愛でも、自分は同じことをやっていた。最初は上手くいく。でも関係が深まるにつれて、どこかで必ずズレが生じる。追いすぎる時期があって、逆に、壁を作りすぎる時期もあった相手が変わっても、パターンが変わらない。
最初は相手のせいだと思っていました。次は自分の性格のせい、でも何度繰り返しても同じ結果になる時、原因は「性格」より深いところにあると考え始めました。
そこで出会ったのが、アタッチメント理論です。
アタッチメント理論は、1960年代にイギリスの精神科医ジョン・ボウルビィが提唱しました。
簡単に言うと———-
人間は生まれた瞬間から、誰かとの繋がりを必要とする。特に幼い頃、親や養育者との間で「この人は自分を守ってくれるか」「助けを求めたら応えてくれるか」を学ぶ。
その学びが、「安全基地」という感覚を作る。
安全基地とは何か。不安になった時に戻れる場所だ。そこに戻れば大丈夫という確信だ。
子どもの頃に安全基地を持てた人間は、大人になっても人を信頼しやすい。助けを求めることができる。傷ついても立ち直れる。
逆に、安全基地が不安定だった人間は——親の反応が読めなかった、助けを求めても応えてもらえなかった、愛情が条件付きだった——大人になってからも、人との繋がりに対して独特の恐れを持ち続ける。
そしてその恐れが、恋愛パターンとして現れるというもの。
ここで正直に言います。
自分はこれを知った時、少し楽になりました。
「性格が悪いから」じゃない。「意志が弱いから」じゃない。「恋愛が下手だから」でもない。
ただ、そういうパターンを子どもの頃に学んでしまっただけなのだと。
学んだことは、書き換えられる。40代からでも、遅くない。
それがこの理論の、自分にとって一番大事なメッセージになりました。
次回は、アタッチメント理論が示す「4つの愛着スタイル」について。
追いすぎる人、距離を置きすぎる人、好きになると怖くなる人——それぞれに名前がついていて、パターンがあります。
自分がどれに当てはまるかを知ることが、変わる最初の一歩になります。
お楽しみに!
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