29話からの続き。
幼い頃に「安全基地」を持てたかどうかが、大人の恋愛パターンを決める。
そしてそのパターンには、しっかりと名前がついています。
アタッチメント理論では、人間の愛着スタイルを4つに分類します。
自分がどれに当てはまるかを知ることが、パターンを変える最初の一歩となります。
安定型——人を信頼できる人間
安定型の人間は、幼い頃に「助けを求めたら応えてもらえた」という経験を積んでいる。
恋愛での特徴はこう。相手を信頼できる。距離感が自然だ。傷ついても立ち直れる。別れても、引きずりすぎない。
「この人、なんで恋愛がうまくいくんだろう」と思う人間が周りにいるとしたら、たいていこのタイプ。
テクニックの問題ではない。土台の問題。
不安型——追いすぎる人間
不安型の人間は、幼い頃に親の反応が読めなかった。応えてくれる時もあれば、無視される時もある。だから「常に確認し続けなければならない」という感覚を学んだ。
恋愛での特徴は—。
返信が来ないと不安になる。既読スルーで頭がいっぱいになる。「好き」と言われても信じられない。相手の気持ちを何度も確認したくなる。そして最終的に、追いすぎて関係を壊す。
「また同じことをやってしまった」という後悔に、心当たりがあるなら——このパターンかもしれない。
回避型——距離を置きすぎる人間
回避型の人間は、幼い頃に感情を出しても応えてもらえなかった。だから「感情を出さない、人に頼らない」ことを学んだ。
恋愛での特徴は————-
関係が深まると逃げたくなる。相手が近づいてくると壁を作る。「好き」という感情自体を感じにくくなっている。一人でいる方が楽だと思っている。
でも本当は、繋がりたいと思っている。ただ、その感情を感じることが怖い。
混乱型——近づきたいが怖い人間
混乱型は、不安型と回避型が混在している状態だ。
近づきたい。でも傷つくのが怖い。だから近づいては離れ、離れては近づく。相手から見ると、言動が矛盾しているように見える。
幼い頃に、愛情と恐怖が同じ人間から来ていたケースが多い。最も複雑なパターン。
40代からの男性に多いのは、不安型と回避型だ
自分が見聞きしてきたなかで、40代からバツイチ男性に多いのはこの2つだ。
不安型: 離婚経験によって「また見捨てられるかもしれない」という恐れが強化されている。新しい関係で追いすぎてしまうのは、この恐れが原因のことが多い。
回避型: 長い結婚生活の中で感情を抑えることを学んだ。離婚後、誰かと深く関わることへの恐れが出てくる。「一人の方が楽」という感覚はここから来ている。
どちらが良い、悪いという話ではありません。ただ、自分のパターンを知らないまま動くと、同じ結果になる可能性が高いということです。
次回は、自分がどのスタイルに当てはまるかを特定する方法について。
チェックリストではなく、過去の恋愛パターンを振り返ることで見えてきます。
お楽しみに!
→ 第31話を読む

